刺繍作品は、正しくお手入れすれば何十年も使えます。逆に、洗い方を間違えると糸が縮んだり色が落ちたりすることがあります。Birch Blend Lineでオーダーいただいた作品には、納品時に簡単なお手入れの説明書を同封していますが、ここで改めてまとめておきます。

洗い方の基本

刺繍が施されたリネンや和晒しは、手洗いが基本です。ぬるま湯(30度以下)に中性洗剤を少量溶かし、やさしく押し洗いします。こすると糸がほつれる原因になります。すすぎは2〜3回、洗剤が残らないようにしてください。脱水は絞らず、タオルに挟んで水気を取ります。

乾燥と形の整え方

洗った後は、形を整えてから陰干しします。直射日光に当てると糸の色が褪せることがあります。特にDMCの赤系や紫系の糸は日焼けしやすいので注意してください。乾いた後にアイロンをかける場合は、刺繍の裏側から当て布をして低温で行います。刺繍の上から直接アイロンを当てると、ステッチが潰れます。

額装作品の保管

額装作品は、直射日光と湿気を避けた場所に飾ってください。窓際に飾る場合は、UVカットのガラスを使った額を選ぶと色褪せを防げます。長期間保管する場合は、額から外してリネン布に包み、防虫剤と一緒に保管します。

ほつれを見つけたら

使っているうちに糸がほつれることがあります。ほつれを見つけたら、引っ張らずにそのままにしておいてください。引っ張ると周囲の糸まで緩んでしまいます。Birch Blend Lineでは補修も承っていますので、気になる箇所があればご相談ください。

大切に使っていただければ、刺繍作品は時間とともに味が出てきます。糸の光沢が落ち着き、布が柔らかくなるにつれて、また違う表情が生まれます。